I'm ready for my close-up ― VOA English @ the Movies

Sunset Boulevard 『サンセット大通り』

 アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。今週の表現は、1950年の映画 Sunset Boulevard 『サンセット大通り』に使われた I’m ready for my close-up です。

 この映画はアメリカ映画を代表する傑作とされており、1989年に創立されたアメリカ国立フィルム登録簿に登録された最初の映画中の1本でもあるそうです。

 そして、このセリフは、アメリカ映画の名セリフトップ100の7位です。

 Sunset Boulevard というのは、アメリカ西海岸の Pacific Coast Highway (1号線)から、ロサンゼルスのダウンタウン、リトルトーキョーの近くまで伸びる道路で、ハリウッドを通ります。なので、沿道には映画関係のセレブたちの豪邸が建ち並んでいます。

 動画は、ここにあります。

English @ the Movies: I'm ready for my close-up
VOA Learning English presents news, features, audio, video and multimedia about the U.S. and the world in American English. Stories are written at the intermedi...

字幕の表現を見ていきましょう。

Welcome to English @ the Movies – American Classics where we teach you American English heard at the movies.
「『映画の英語 ― アメリカの名作』にようこそ。ここでは、映画に使われたアメリカ英語について学習します」

The 1950 movie “Sunset Boulevard” takes place in Hollywood, California.
「1950年の映画『サンセット大通り』は、カリフォルニア州のハリウッドを舞台としています」
 Hollywood は、日本語で「聖林」と訳されたりしますが、実はこれは誤訳だと言われています。
 「神聖なる、聖なる」という意味の形容詞は holy で、エルが1つです。holly は「ヒイラギ、モチノキ」という木です。有名な HOLLYWOOD という看板は、不動産会社の看板だったということのようです。

 take place と happen の違いに注意しましょう。混同して使う人もいますが、使い方が違います。take place は「予定していたことが起きる」ことに使います。いっぽう happen は「予期していなかったことが起きる」ことに使います。
 ですから、事故や地震などに take place は使いません。

Norma Desmond is an aging and forgotten silent film star.
「ノーマ・デズモンドは、往年のそして忘れ去られた無声映画時代のスターです」
 aging and forgotten は「年取って忘れ去られた」です。ちょっと悲しい使われ方ですね。

Her ex-husband works for her and plays along with her belief that she is still famous.
「彼女の前夫が彼女のために働き、彼女は今でも有名なのだと信じる彼女と調子を合わせています」
 ex- は「前の、元の」という意味です。日本語では「前首相」と「元首相」は区別して使われますが、英語では、以前の大統領であれば、直前でもずっと前でも ex-President と表現します。
 play along with her belief は「彼女が信じていることに調子を合わせる」という意味です。
 that は「同格の that 」と呼ばれるものです。

Police officers and news photographers come to her house on Sunset Boulevard after she murders a young man she hired to help her write a movie.
「彼女が映画の脚本を書く手伝いをさせるために雇った若い男を殺し、警察や報道カメラマンたちがサンセット大通りの彼女の家にやってきます」
 on Sunset Boulevard は「サンセット大通り沿いにある」ということで、道路の上にあるわけではありません。along と同じ意味です。
 a young man と she hired のあいだに関係代名詞が省略されています。
 help は使役動詞で<help+目的語+動詞の原形>という形になります。

Listen for the line, “I’m ready for my close-up.”
「I’m ready for my close-up. というセリフを聴いてみましょう」

There’s nothing else, just us.
「ほかには何もないわ。私たちだけよ」

And the cameras and those wonderful people out there in the dark.
「そしてカメラ、それから外の暗闇にいるすばらしい人たち」

All right, Mr. DeMille, I’m ready for my close-up.
「ほら、デミル監督、クローズアップで撮って」
 Mr. DeMille は、映画に出演していたころの監督なのでしょう。

I think that I am an important person.
「私は重要な人物だと思っている」

In movies, major characters are often filmed close-up as a way of explaining their importance.
「映画では、主人公たちは、その重要性を描写するためによくクローズアップで撮影します」
 as a way of ~は「~の方法として」。

Norma fools herself into thinking the news photographers are there to film a movie.
「ノーマは、報道カメラマンたちがそこにいるのは映画の撮影のためだと信じ込んでしまっているのです」
 fool oneself into …ing は、辞書では「~と信じて自分をごまかす」という意味が出てきますが、ここでは「すっかり信じ込んでいる」という意味合いです。

 動画の下にセリフが表示されますので、一時停止しながら、音声と確認しながら学習しましょう。

ナラボー・プレスのサイトもぜひ訪れてください。
http://www.nullarbor.co.jp/

 

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