VOA の2分ニュース(21年11月1日)

ナラボー・プレスのサイトでは、VOA のナチュラルスピードのニュースを、毎週1回アップしています。そして、その用語や表現などを、このブログで解説します。

ニュースソースはVOA (Voice of America)のNewscastsの2-minute newsより音声をダウンロードし、それをナラボー・プレスが英文書き起こしをしたものです。

https://www.voanews.com/voa-newscasts-2-minute

 このニュースは、2021年11月1日午後8時(アメリカ東部時間)に放送されたものです。
 音声とスクリプトは、ナラボー・プレスのサイトのこちらにあります。
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VOAリスニング:news 211101_08pm ― インド、2070年までに排出量ゼロを目指すとモディ首相が発表。 | ナラボー・プレス
今回取りあげるVOA Newsに掲載された記事は、COP26のおいて、インドのモディ大統領が2070年までに二酸化炭素排出量ゼロを目指すと発表したというニュースについて扱っています。 | ナラボー・プレス

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This is VOA news via remote. I’m Liz Palka.

Via remote「リモート放送で」

India’s prime minister said on Monday at the United Nations climate summit COP26 his country would aim to stop adding greenhouse gases to the atmosphere by 2070.

on Monday at the United Nations climate summit COP26「月曜日に国連の気象サミットCOP26で」
 COPとは、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)を批准するすべての国(締約国)が参加する会議であり、最高意思決定機関です。Conference of the Parties(参加国の会議)の略です。party は「(条約などの)当事者」という意味です。
 今回は26回目の締約国会議にあたりますので、COP26 と呼びます。

his country would aim to stop adding「彼の国が~を加えていくのを止めることを目標とする」
 この前に、接続詞の that が省略されています。said that … の構文です。上に書いた on Monday … CPO26 は挿入句です。
 would は India’s minister said に合わせた「時制の一致」で過去形になっています。

greenhouse gases「温室効果ガス」

That pledge would come two day… decades after the United States and at least 10 years later than China. Narendra Modi announced the target Monday at the summit in Glasgow, Scotland.

That pledge would come two day… decades after「その公約は~から20後に達成されることになる」
 pledge は「公約、誓約」。
 would は言わば仮定法。未来のまだ決定していないことを述べています。
 two day は two decades と言おうとして間違えたものです。decade は「10年」です。

at least 10 years later than China「中国からは少なくとも10年後」

Modi said the goal of reaching Net Zero by 2070 was one of the five measures India planned to undertake to meet its commitments under the Paris Climate Accord.

one of the five measures India planned to undertake「インドが取り組む計画である5つの方法の1つ」
 measure にはいろいろな意味がありますが、ここでは「手段、手法」。
 undertake は「取り組む、実行する」。

to meet its commitments under the Paris Climate Accord「パリ協定での誓約を達成させるために」
 undertake を修飾する「副詞的用法の不定詞」です。
 commitment under は「~に基づく約束[コミットメント]」という意味です。
 Paris Climate Accord は「パリ協定」。Accords のように複数形にすることも多いようです。

A coalition of governments and private funders announced plans at COP26 to invest 1.7 billion dollars to aid indigenous communities as well as protect biodiverse tropical forests in the next four years.

A coalition of governments and private funders「政府と私的資金提供者の集まり」
 coalition は「いろいろな連合、人の集まり」を表します。
 private funders というのは、資金を提供しているいろいろな団体で、約2万人が集まりました。

announced plans at COP26 to invest 1.7 billion dollars to aid indigenous communities「現地コミュニティを援助するために17億ドルを投資する計画であることを COP26 で発表した」
 plans to invest の間に COP26 が挟まれています。
 aid は「~を援助する」。
 indigenous community は「現地コミュニティ」。温室効果ガスの影響を受けている行進国のコミュニティのことです。

as well as protect biodiverse tropical forests「生物が多様な熱帯の森林を守るのと同様に」
 was well as は「~と同じように」。
 biodiverse は「生物が多様な」という形容詞。

The governments participating are from the United States, United Kingdom, Norway, Germany and the Netherlands and 17 other private funders.

The governments participating「参加国」
 government は、ここでは「国」の意味合いです。
 participating は名詞を修飾する現在分詞です。通常、分詞が単独で名詞を修飾するときは名詞の前に付きますが、このように名詞を単独で後ろから修飾することもあります。

They say the money will support activities to secure, strengthen and protect indigenous peoples and local communities, land and resource rights. It will also provide other kinds of aid, including for group activities.

the money will support activities to secure, strengthen and protect「その資金は、~を安心させ、強固にし、そして保護する活動をサポートする」
 the money は、各国や資金提供者から集める17億ドルのことを指しています。

land and resource rights「土地や資源の権利」

including for group activities「グループの行動を含めて」

US President Joe Biden took a more humble tone on climate change, acknowledging to the UN climate summit on Monday that the US and other energy-gulping developed nations bear much of the blame for climate change.

took a more humble tone on climate change「気象変動について、より謙虚な口調で話した」
 humble は「謙虚な、腰の低い」という形容詞。自分の家などを謙遜して humble home(あばら屋)のように言うこともあります。

acknowledging to the UN climate summit「国連の気象サミットに感謝して」
 分詞構文になっています。

other energy-gulping developed nations「ほかのエネルギー大量消費の先進国」
 energy-gulping は「エネルギー大量消費の」という形容詞。gulp は「がぶ飲みする」という動詞。

bear much of the blame for climate change「気象変動に対する非難の大半の責任を負う」
 bear は「責任を負う、責務を負う」。

President Biden says developed nations bear overwhelming obligations to poorer nations now struggling with climate change.

overwhelming obligations to poorer nations「貧困国への圧倒的な責務」
 overwhelming は「圧倒するような、巨大な」。
 obligation は「責任、義務、負担」。

now struggling with climate change「気象変動で今苦しんでいる」
 貧困国のことを指しています。

UN Secretary General Antonio Guterres calls it a global shame as the world marks five million dead due to COVID-19.

calls it a global shame「それを世界的な恥だと決めつけている」
 it は as 以降の内容を指しています。

as the world marks five million dead due to COVID-19「新型コロナウイルスによって世界中で500万人が亡くなったので」
 この as は接続詞。「~したことを受けて」というような意味を表しています。

This is VOA news.

ナラボー・プレスのサイトはここです。
https://www.nullarbor.co.jp/voa/index.html

それでは来週もお楽しみに。

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