アメリカ映画で使われた表現 ― With great power comes great responsibility

アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。
今回の表現は、2002年の映画 Spider-Man 『スパイダーマン』に使われた With great power comes great responsibility です。
 舞台はニューヨークですが、撮影の真っただ中に、あの9.11が起きたために、すでに撮影をし終えていたワールド・トレードセンターを消去しなければならなくなり、完成すら危ぶまれたと言います。

 動画は、ここにあります。
https://learningenglish.voanews.com/a/5514636.html

字幕の表現を見ていきましょう。

Welcome to English @ the Movies – American Classics where we teach you American English heard at the movies.
「『映画の英語 ― アメリカの名作』にようこそ。ここでは、映画に使われたアメリカ英語について学習します」

In the 2002 movie “Spider-Man,” Peter Parker gains special powers after a dangerous spider bites him.
「2002年の映画『スパイダーマン』で、ピーター・パーカーには危険なクモが彼を咬んだあと(クモに咬まれたあと)、特殊な能力が備わっていきます」
 bite は「咬む」です。日本では「蚊は刺す」という表現が一般的ですが、英語では A mosquito bites. のように bite を使います。ハチの場合は sting になります。おそらく、ハチの針は尻にあり、蚊の針は頭(口に思える)ことから、蚊の場合は bite になったのではないでしょうか。

When a close family member dies in a crime Peter could have stopped, he promises to fight evil as Spider-Man.
「ピーターが防げたであろう事件で身近な家族が死んだとき、彼はスパイダーマンとして悪魔と戦うことを決意します」
 could have stopped は「仮定法過去完了」です。過去の事実とは反することを述べるときに使います。a crime と Peter のあいだに関係代名詞が省略されています。
 fight は他動詞で、直接あとに目的語が続きます。

Mary Jane expresses her love for Peter, but he sacrifices his love for her safety.
「メリー・ジェーンはピーターへの愛を示しますが、彼は彼女の安全のために自分の愛を犠牲にします」
 sacrifice ~ for … は「…のために~を犠牲にする」です。

Listen for the words, “with great power comes great responsibility.”
「with great power comes great responsibility という表現を聴いてみましょう」

I will never forget these words: With great power comes great responsibility.
「僕はこの言葉をけっして忘れない。『大いなる力には、大いなる責任が伴う』という言葉だ」
 comes は comes with という意味で使われています。

This is my gift, my curse.
「これは僕への授かりものであり、呪いなんだ」

Who am I?I’m Spider-Man.
「僕は誰なんだ スパイダーマンだ」

The power to do something does not give you the right to do it.
「何かをする能力は、それをやる権利を君に与えるというものではないのだ」

Or simply: Use your power for good.
「あるいはシンプルに言うと、『その能力はよいことに使いましょう』となります」

 動画の下にセリフが表示されますので、音声と確認しながら学習しましょう。


コメント

タイトルとURLをコピーしました