VOA ニュースでディクテーションを実践

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VOA や VOA Learning English に掲載されたコンテンツを使ってディクテーション学習を行いましょう。初心者でも安心してディクテーションが行えるように、まずは単語の書き取りからはじめ、徐々に英文の量を増やしていくステップアップタイプの学習が行えます。

ディクテーション学習は、リスニング力・ライティング力を養うトレーニングとしてとても有効です。

このページの目次

ディクテーションとは

ディクテーション(dictation)という学習法があります。これは、英語を聞きながら聞こえてくる英語を一語一句残らず書き取るだけの極めて単純な学習法です。

「音声を文字にする」というだけの作業ですから、「大して効果があるとは思えない」と主張する人も多いようです。しかし、英文を書き取る作業の過程には、実にたくさんの要素が含まれており、英語の総合力アップに非常に効果のある学習法なのです。

ディクテーション学習はなぜ効果的か

ディクテーションの基になるのは、音声だけです。その音声だけの状態から、どこが文の始まりなのかどこで終わっているのかなどを判断して、大文字にするところやピリオドを打つところなどを決めます。また、文尾がピリオドなのかクエスチョンマークなのかなども判断します。

さらに、英単語にはたくさんの同音異綴語や紛らわしい発音の単語があります。こうした単語は、音声上はまったく同じに聞こえたり、すぐには判断できない発音で聞こえたりします。

この場合、状況判断がポイントです。また、ふつうのスピードの英語では、「弱化」や「消失」と言われる、音がはっきり聞こえない現象や、「連結」と言われる音がつながった現象、他の発音にまぎれて別の発音に聞こえてしまう「同化」現象が起こったりします。

こうしたリスニングを困難にするさまざまな現象も、文法力があればそこを補って理解することができます。つまり、ディクテーション学習を続けることによって、リスニング力だけでなく、文法力、構文力、リーディング力が備わってくるというわけです。

ディクテーションは一見、物理音の聞き取り作業の世界から出ていないように思えますが、実は上で述べたようにさまざまな要素が求められますので、Listening Comprehension能力(聞いて状況を判断し内容を理解する力)の養成を含め、リーディング力、ライティング力、文法力などをブラッシュアップするのに最も効果的なトレーニング法だと言えるでしょう。

当サイトでのディクテーション・トレーニング

簡単な素材で、簡単な学習から始める

ナラボー・プレスのディクテーション学習は、まずは単語の書き取りから始めます。次にセンテンスごとに数文を書き取ります。それ以上のトレーニングをご希望の方は、複数の文章を一気に書き取る練習をします。このように、自身のレベルとやる気に合わせて徐々に段階をあげていけるように設計しています。

自分に合った段階を見つけて、その練習を繰り返す

学習は楽しいと思えることが一番効果があります。楽しいと思える段階で、繰り返しディクテーションを行ってください。むりに、最後のパラグラフのディクテーションまで行う必要はありません。

レベル1:単語のディクテーション

まずは試しに最初の1文の単語をディクテーションします。

このセクションの練習では、主に動詞などの文の意味を決定する単語を穴埋めに選んでいます。これは、動詞などの文の内容を決定づける要素が聞き取れないと、文全体の意味が把握しにくくなってしまうからです。

このトレーニングでは、動詞の形や時制、また、文法項目によって変化する英文の聞き取りに意識しましょう。こうした単語の形をしっかりと聞き取ることは、その文の時制が過去なのか、未来なのか、または現在形なのかを把握することができ、また主語とどういう関係なのか、どのような文法が影響してその形になるのか、ということをしっかり把握することが必要になってきます。

文法理解の大切さ

英語のリスニング力とは、単語をすべて漏らさず聞き取る力ではありません。一つの単語から全体を推測する力を養うことが、リスニング力の向上のカギなのです。

これには、文法の力を養うことが必要です。enjoy のあとには~ing の形の動名詞が来ることを、知っていれば、たとえその後に続く単語が何であれ、ing の前が何かに集中することができます。接続詞や関係代名詞の違いが分かれば、thatのあとに主語+動詞の文が続くのか、主語が抜けた文が続くのか、ということで、これは接続詞のthat、これは関係代名詞のthatだと区別ができ、文の意味を取りやすくなります。

ディクテーション学習は、こうした文法力を養うトレーニングとして最適です。

書き取りを間違えた部分は、何故その形になるか、知らない文法項目は何なのかについて、じっくり考える、復習する時間を設けることが重要です。

レベル2:単文のディクテーション

次は少しレベルアップして、センテンス全体をディクテーションしてみましょう。

単文のディクテーションは何回も英文を聞き、一語ずつ丁寧に書きとっていきましょう。プレイヤーをリピート再生に設定し、何回も聞きながら書きとることをお勧めします。

つづりがわからない単語はぬかしたりせず、間違ってもいいのでできる限り書き込みましょう。

解答結果には正しいつづりが表示されます。どこがわからなかったのかをしっかりと復習することがリスニング力と単語をつづる力を養うことに役立ちます。こうした、簡単にできる小さな努力を怠らないようにしましょう。

まったくわからない単語は@@@などのように何かを入れてください。このプログラムは単語の数が正解の文の数と一致することで、より正確に判定できるように設計されています。

複数の文が用意されています。第2文目からは、話題の内容や流れ、文のつなぎ方や展開の仕方を意識しながら音声を聞いてみましょう。

大体の文は、つながった1つのパラグラフの文を順番に切り取っています。文のつながりを意識することは、自由英作文などでまとまった文を書くときに、どのように文章を展開し、つなげていけばいいのか、という英語的な文の流れを身に着けることに役立ちます。

長い文を聞き取るコツ

VOA Learning English はやさしい英語で話されますが、1文1文が長い場合が多く、書き取ることは思っているよりも大変です。ゆっくり読まれていても、書き取りは追いつかないかもしれません。

まずは、聞き取れている単語やフレーズをどんどん書き込みましょう。リピート再生にして、何回も聞き取り、1文の完成させていきます。

どうしても聞き取れない箇所は、どの語が入るのかを推測するようにしましょう。聞き取れている語から、後ろや前にどの語が入るのか、それは名詞なのか、動詞なのか、動名詞や分詞なのかを推測することで、どこに絞って音声を聞けばいいのかがはっきりします。

こうした聞き取りの力は、実際のリスニングの場でも、聞き取れなかったことに焦らずに、聞き取れている語から何を言いたいのか、聞き取れなかった語は何なのかということを推測し、頭の中で補完する習慣が付いてきます。

レベル3:パラグラフのディクテーション

最後はパラグラフのディクテーションにチャレンジしましょう。

パラグラフのディクテーションでは、一文ずつ聞き取るだけでなく、最後に作成した英文を見直すことにも力を入れましょう。

採点をする前に、文をしっかりと見直すことで、文法の抜けやスペルミスに自分で気づくことができるようになります。

英語のリスニングは、単語を漏らさず聞き取ることよりも、聞き取れなかった単語や語尾などを、自分で補完できる力を養うことが必要です。複数の文のディクテーションを行う目的はここにあります。

ディクテーションの時間を5分、または10分と決め、その後に音を聞かないで見直す時間を取るなどすることも有効です。

こうすることで、自力で文を組み立てる、正しい文法で文を書くという力を身につけることができます。

ただ音声を聞いて、正しく書き取ることがディクテーション学習ではありません。自分で英語を作っていくことを養うことができるということが、この学習の大きな特長の1つなのです。

学習素材リスト

ここでは、VOA のコンテンツを使用したディクテーション素材を紹介します。
気になるニュースに興味を持ったなら、ぜひディクテーションを行いましょう。


VOA Learning English

VOA Learning Englishが提供するアカデミックなニュースをナラボー・プレスが選別し、ディクテーション用に加工しました。大学入試、英検やTOEFLのテストで使われる話題に非常に近いのと、音声はゆっくり読まれるので、リスニング力の大幅な上昇が期待できます。様々なコンテンツがありますので、まずは興味のある話題を選び、試しに単語や単文のディクテーションをしてみましょう。

以下のコンテンツを使ったリスニング・トレーニングを行うこともできます。VOA Learning English のリスニング・トレーニングページをご参照ください。
https://www.nullarbor.co.jp/voa/index.html#VLE

過去のニュースのリストはこちらです。

 

VOA が提供する2分間のニュースをディクテーション用に加工しました。ナチュラルスピードで読まれる英語のディクテーションに挑戦しましょう。ノーヒントかつ非常に難易度が高いのでディクテーションになれている方、リスニングを極めたい方におすすめしますが、初心者にはおすすめしません。

過去のニュースのリストはこちらです。


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