TOEIC® L&R TEST 出題形式と解き方

2021年04月18日

株式会社 ナラボー・プレス著

【ご注意】英文および解説の無断の転用・転載を禁止します。

このページは 2021 年4月に全面改訂いたしました。より詳しい出題形式の分析と、解答のコツが掲載されています。

当ページ作成にあたりまして、ナラボー・プレス執筆・制作の「狙え!  150 点アップ TOEIC ® テスト 14 日間の直前プロジェクト」を基調に、あさ出版から出版されています「TOEIC ® TEST 全パート完全攻略!」の記事を改編し、まとめたものです。


TOEIC は,1979 年 12 月に日本でスタートした英語検定試験ですが,現在では,「グローバルスタンダードとして世界 50 か国以上で実施されており,その受験者は 2004 年度に 143 万人に達する」[注] ほど,世界じゅうで認知され,利用されているテストです。日本では,大企業・有名企業・大学のほとんどが採用し,書店には,TOEIC 対策本が溢れています。また,TOEIC 対策をうたったホームページも数多く見られます。

こうしたなか,「受験テクニック」 とか 「ウラ業」 と称して受験の際のコツを紹介している場合もありますし,いろいろなサイトの掲示板等で,「TOEIC は,英語力が伴わなくても受験テクニックでスコアが上がるテストだ」 といったような投稿が見られたりしますが,TOEIC は出題形式は一定で変わることがありませんし,すべての英文は毎回書き下ろしですから,いわゆる 「受験テク」 や 「ヤマ掛け」 で,実力以上のスコアが出ることはありません。一部の人たちが 「受験テク」 と称しているのは,このページで解説していることだろうと思います。しかし,このページで紹介している 「受験のコツ」 は,言わば,私たちが国語の試験を受ける時にも無意識に行っていることで,決して 「受験テク」 などではないのです。ごくふつうの受験態度と言えるでしょう。ただ,こうしたコツを知らないまま受験したり学習を続けたりすると,実力を最大限スコアに反映できなかったり無駄な学習を続けてしまったりということはあるかもしれません。

[注] 『TOEIC® 活用実態報告』 (第 13 回,財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 TOEIC運営委員会 発行,平成17年7月,「まえがき」より。

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Part 1 Photographs「写真描写問題」

Part 1 の出題形式

Part 1「写真描写問題」は、写真を見ながらその写真を描写する文を4つ聴き、最も適切な描写文を選ぶ問題。テスト冊子には写真のみが掲載されている。その写真を見ながら英文を聴いて答えます。

Part 1 の出題数

6 問

2016 年5月の改訂では,出題形式の変更はありませんが,問題数が減りました。

英文の長さと内容

英文の長さは 5 ~ 10 語程度の短いもので、内容は、写真の情景によって、人の動作を描写したもの、人や物の位置関係を描写したもの、物体の形状を描写したものなど様々です。ただし、写真から判断できない「人の心情」を表すものは出題されません。

文法的には、写真の情景を描写する文なので、必然的に「…をしている」という現在進行形の文がとても多く出てきます。過去形や未来形では写真を描写することができないので、こうした時制の文は使われません。現在完了形の文は「過去の出来事が現在に影響を及ぼしている」ことを表現するのでよく使われます。過去形だと早とちりして判断しないようにしましょう。

Part 1 の出題パターン

出題パターンを大きく分けると,次の2つになります。

選択肢の内容としては,

などがあります。

Part 1 の解き方のコツ

TOEIC の Part 1「写真描写問題」で確実に正解の文を選ぶポイントは,英文が流れる前に写真を見て英語を連想しておくことです。試験中は次の点に注意しながら解答するように心がけましょう。

まず写真全体を眺め,写真のパターンをつかむ

Part 1 の注意点

Part 1 で使われる英文は,中学校で学習するような,読んですぐに理解できるような比較的やさしい英文ばかりですが,音声のみで流れるとむずかしくなります。確実に正解するために,『さらに詳しい解説』で解き方のコツを学び,ミスや時間のロスを避けましょう。

Part 1 のさらに詳しい解説

次のページでは、さらに詳しく、各写真のパターンに沿った解答のコツなどを解説していきます。

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Part 2 Question-Response「応答問題」

Part 2 の出題形式

part 2 の「応答問題」は、英文による質問文を聴き、続けて応答文を3つ聴き、その3つの応答文の中から質問文に対する応答として最も適切なものを選ぶ形式です。

Part 2 の出題数

25 問

2016 年5月の改訂では,出題形式の変更はありませんが,問題数が 30 問から 25 問に減りました。

Part 2 の解き方のコツ

いくつもある解き方のコツの中から,特に次の3点には留意しておきましょう。

視覚情報はゼロ

このパートでは、質問文も応答文もスピーカーから流れてくるだけで、「写真描写問題」の写真や、Part 3 や Part 4 の質問文と選択肢といった視覚的にヒントとなるものは何もありません。純粋に聴き取りだけが頼りです。

選択肢は3つ

応答問題は、ほかのパートと選択肢の数が異なります。ほかの6つのパートの選択肢は、すべて(A)~(D)の4つですが、応答問題だけが(A)、(B)、(C)の3つです。(D)の選択肢を待たず、(C)の応答が終わったら、すぐに解答をマークする作業に入りましょう。

会話能力を測る

このパートは英会話能力を測定しているのです。TOEIC のリスニング部門が英語のリスニング能力を測定しているのはもちろんですが、同時にスピーキング能力も測れることが分かっています。選択肢が4つもあると、適切な応答を判断するまでに時間がかかりすぎてしまい、会話に重要とされる即応性を阻害してしまうからです。

質問文の表現と応答文の傾向

質問文は、日常英会話に出てくる話題が中心だが、TOEIC の傾向として、オフィスでの同僚同士、上司と部下、取引先との会話、出張先での会話など、ビジネスに関連した話題が多くなっています。

公式通りにはいかない

質問文も応答文もごくふつうの生活英語です。生活英語というのは、英語圏で生活する人たちが、日常、文法などに何の意識をめぐらすことなく話している英語のこと。ですので、私たちが学校英語で習ってきた「一般疑問文には Yes, No を使う」とか「Why の疑問文には Because を使って答える」といった公式のようなものが当てはまらないことが多々あります。

このように、TOEIC では質問文に対して公式どおりの応答が使われるとは限りませんが、本書では、質問文を次のように分類し、その応答文のパターンを見ていきましょう。パターンを熟知しておけば、公式に沿わない応答も瞬時に判断できる力が付きます。

  1. 一般疑問文
  2. 疑問詞で始まる疑問文
  3. 否定疑問文
  4. 付加疑問文
  5. 選択疑問文
  6. 間接疑問文
  7. 依頼や提案などを表す疑問文
  8. 意外な応答

Part 2 のさらに詳しい解説はこちらへ

part 2の簡単な説明は以上です。さらに詳しい解説と解法のコツは【Part 2 解き方のコツ詳細ページ】をご覧ください。

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Part 3   Conversations 「会話問題」

Part 3 の出題形式

2人または3人の会話を聴き,その会話についての質問文を読み,4つの選択肢の中から正解を選ぶ問題です。会話1つにつき質問は3題です。このパートには例題はついていません。

2016 年5月からの改訂で,最も大きな変更があったと言えるパートです。会話の数と設問数が増えました。また、設問や選択肢のほかに,図を見て答える形式の問題などが加わりました。

Part 3 の出題数

39 問

会話の数も設問数も増えました。会話数が 10 から 13 に,設問数が 30 から 39 に増えました。

2016 年の改訂による変更点

2016 年5月からの改訂で最も大きな変更だと思われるのが,この「会話問題」だと言えるでしょう。次のように変わりました。

  1. 会話の数と問題数が増えた。
    • 10 の会話(30 問)から 13 の会話(39 問)に。
  2. 会話のやりとりが増えた。
    • A-B-A-B-A-B のように,会話が長くなりました。そのぶん, 1つ1つの発言はやや短めになり,簡略な表現が使われます。
  3. 3 人による会話が加わった。
    • 上記のように A-B-A-B による会話に加え,3 人目の男性あるいは女性による発言が加わりました。
  4. 会話の話し手が暗示している意図を問う設問が加わった。
    • そのひと言ではいろいろな意味に取れてしまうような表現が,特に会話の中ではどういう意味合いで使われているのかを判断します。
  5. 問題用紙に図が表示される形式の問題が加わった。
    • 会話で聞いた内容と図の情報を関連づけて解答します。

このほか,簡略な発言や,省略形や連結された発音が加わりました。

A-B-C という3人の話者による会話

2016年の改訂では、これまでのA-B または A-B-A の会話パターンとは別に、A-B-C という3人による会話が追加されました。

A-B-C という3人の話者による会話は,全体の3分の1,つまり 13 ある会話のうち4~5題が3人の話者による会話ということになります。

簡単な図や表が提示される問題

以前の「会話問題」では,テスト用紙に書かれているのは,設問と選択肢だけでした。このたびの改訂によって,3つの設問および選択肢の上に,簡単な図が表示される問題が加わりました。

詳しくは、part 3 の解き方のコツ詳細ページにで説明しています。

「会話問題」の構成と流れ

3 問ずつセットになっている

上にも述べたように、1 つの会話に対して質問が3問付いてセットになっており、3 問ごとに仕切りの線が引いてあります。会話の数が 10 で質問が3問ずつ、合計 30 問です。

Part 3 の解答の流れ

30 秒弱の問題指示文が流れる。
これはテスト用紙に印刷されている。指示文のあと、最初の会話が流れるまでにポーズはほとんどないので、問題指示文が流れているあいだに、向こう3問あるいは6問の質問文を先に読み、会話の内容を予測するように心がけましょう。

Questions 41 through 43 refer to the following conversation.

という英文に続いて最初の会話が流れる。

A-B-A-B あるいは A-B-A という会話のあと

Number 41. What are they talking about?

のような質問文が読まれます。

この質問文はテスト用紙にも書かれているので、神経を集中させて聴かなくてもよいでしょう。

この8秒のポーズのあいだに、選択肢を読んで、解答をマークシートにマークします。3問目の質問文のあとのポーズではできるだけ時間を余らせ、次の会話文に付いている向こう3問の質問文だけでもざっと読むようにしましょう。こうして次の会話の内容をなんとか予測します。

この繰り返しで、10 の会話が流れ、計 30 問が出題されます。

Part 3 の出題パターン

会話の内容を問う問題ですが,その設問の内容は,次のようになります。質問文とその選択肢を前もって読んでおけば,どういう姿勢で聴けばよいのかが分かります。

状況さえつかめれば解ける質問

会話の状況(場所,内容,時間,だれとだれの会話かなど)さえ分かれば,細かいところは聴き取れなくても解ける質問があります。

細かい部分を聴き取る必要がある質問

人名や地名,時間,数などを尋ねている質問では,細かい部分に注意して聴かないと答えられないことになってしまいます。

会話の次の内容を予測する質問

会話の内容を理解した上で,その次の内容を推測して答えさせる質問があります。会話の流れを臨機応変に軌道修正できる能力が求められます。

発言の意図を判断する質問

ひと言だけでは色々な意味合いに取れてしまう表現を,会話の流れから推測して意図を答えさせる質問があります。

図表と会話を関連付けて答える質問

会話のどの部分の内容が図表と関連しているのか聞き分ける必要があります。

Part 3 の解き方のコツ

会話問題では,とにかく会話が聞こえる前に質問文と選択肢を(あるいは質問文だけでも)読んでおくことが最大のポイントです。問題に関係のある部分だけを聴き,関係のない部分は,分からない単語が出ても気にしないことも,聴き方のひとつのコツと言えるでしょう。会話問題は質問文と選択肢を速く読まなければならないので,リーディング力も要求されます。速読のトレーニングもしておく必要があります。

Part 3 のさらに詳しい解答のコツはこちらへ

part 3の簡単な説明は以上です。さらに詳しい解説と解法のコツは【Part 3 解き方のコツ詳細ページ】をご覧ください。

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Part 4 Talks「説明文問題」

part 4 の出題形式

Part 4 の出題数

30 問

1人によるアナウンスやスピーチ(講話)を聞き,そのアナウンスについての質問に答える形式で,Part 3「会話問題」とほぼ同じ形式です。同じように,説明文は音声として流れるだけで,テスト用紙には書かれていません。また,質問も1つの説明文に対して3 問付いています。選択肢の数も同じで,設問文が読まれるということ,そのあとに約8秒(図表問題は 12 秒)のポーズがあるということも同じです。

2016 年5月からの改訂でもいくつかの変更がありましたが,説明文の数と設問数は同じで,説明文が 10 で,問題数は 30 です。また,設問や選択肢のほかに,図を見て答える形式の問題などが加わりました。

2016 年の改訂による変更点

2016 年5月からの改訂でいくつかの変更があります。

  1. 問題用紙に図が表示される形式の問題が加わる。
    • 放送で聞いた内容と図の情報を関連づけて解答します。表や図と説明文の内容をしっかり関連づけて判断することがポイントです。
  2. 説明文の話し手が暗示している意図を問う設問が加わる。
    • そのひと言ではいろいろな意味に取れてしまうような表現を,前後関係の意味合いをしっかり聞き取って判断します。
  3. ざっくばらんな表現や短縮形,省略形などが使われる。
    • かしこまった講話調ではなく,ざっくばらんな表現も加わります。また,言いよどんだりする放送も,そのまま流れることがあります。また、「会話問題」と同じように,簡略な発言や,省略形や連結された発音が,説明文の中で使われることがあります。
  4. 簡単な図や表が提示される設問が加わる
    • 「会話問題」と同じように,3つの設問文と選択肢の上に,簡単な図や表が表示される問題が加わりました。

「説明文問題」の構成と流れ

説明文1つに質問が3つ

1人によるアナウンスやスピーチ(講話)を聞き、そのアナウンスについての質問に答える形式で、Part 3「会話問題」とほぼ同じです。同じように、説明文は音声として流れるだけで、テスト用紙には書かれていません。また、質問も1つの説明文に対して3問付いています。選択肢の数も同じで、質問文が読まれるということ、そのあとに約8秒のポーズがあるということも同じです。

「会話問題」と「説明文問題」の出題形式はほとんど同じです。違うのは、前者が2人による会話です。のに対し、後者は1人が一貫して話すことです。1人が一貫して話すと、人の違い(声の違いなど)によるメリハリがないため、リスニングの持久力(耳のスタミナ)が必要になってくる。日頃から、こうした持久力をつける練習も必要です。

3 問ずつセットになっている

1つの説明文につき3問の質問が付いています。説明文が 10 あるので、合計 30 問となります。問題は 3問ごとに線が引いてあり、どこまでが1つの説明文に対するものかが判断できます。

質問文と選択肢を先に読む

これも「会話問題」のところで述べた攻略のポイントと同じです。向こう3問の質問文とできれば選択肢も読んでおきましょう。

Part 4 の解答の流れ

「会話問題」と同じように 30 秒くらいの指示文が流れます。テスト用紙にも印刷されています。問題指示文は毎回同じなので、内容を覚えておき、問題指示文が流れているあいだに、向こう 3~6問の質問文や選択肢を読んで説明文の内容を予測しましょう。

Questions 71 through 73 refer to the following talk.

のような英文に続いて説明文が流れます。「会話問題」では following のあとは conversation だけですが、「説明文問題」では、最後の talk が speech や announcement、voice-mail message、radio broadcast などに変わります。
この最後の表現から説明文の内容をある程度予測できます。

「会話問題」と同じように、読まれる質問文はテスト用紙にも書かれています。

このポーズのあいだに選択肢を読んで答えます。3問目のポーズのときに、次の説明文用の質問文と選択肢を読みます。

この繰り返しで、10 個の説明文が流れ、計 30 問出題されます。

20 ~ 30 秒くらいの説明文を聴いて,その説明文の内容や設問文中の発言の意図についての質問を読み(質問文は音声でも流れる),4つの選択肢の中から正解を選ぶ問題です。テストブックに書かれた図表を説明文の内容と関連付ける設問も出されます。Part 3 と違って,説明文を1人が通して話します。Part 3 と同じように、1つの説明文につき質問は3問です。例題はついていません。

Part 4 の出題パターン

説明文の種類としては,コマーシャル,乗り物の中やホテルでのアナウンス,天気予報,ニュース,演説,演説の前の紹介,大勢を前にした会議での導入などです。この中で,次のような設問が出題されます。

会話問題との違い,解き方のコツ,注意点について見ていきましょう。

Part 4 の解き方のコツ

会話文問題と同じように、向こう3問の質問文と選択肢を読んでおきましょう。

説明文の前のコメントをしっかり押さえる

説明文はいきなり始まるのではなく,始まる前に次のようなコメントがあります。

Questions 71 through 73 refer to the following weather report.

このコメントを押さえれば内容が予測でき,聴くペースがつかみやすくなります。例えばこの場合、天気概況の放送が流れることが予測できます。

Part 4 の注意点

説明文問題はリスニング問題の範疇ですが,上で述べたように質問文と選択肢や図表の内容を速く読まなければなりませんので,リーディング力も要求されます。速読のトレーニングもしておきましょう。

Part 4 のさらに詳しい解説はこちらへ

part 4 の簡単な説明は以上です。さらに詳しい解説と解法のコツは【Part 4 解き方のコツ詳細ページ】をご覧ください。さらにそれぞれの出題パターンや細かい解法、長文リスニングのコツを解説していきます。

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Part 5   Incomplete Sentences「短文穴埋め問題」

「短文穴埋め問題」の出題形式

1つの英文の中に空所が1か所あり、その空所に当てはまる単語や語句を4つの選択肢の中から選択する形式です。
「短文穴埋め問題」と呼ばれるように、このパートに使われる英文は 15 ~ 25 語程度の短いものです。選択肢は単語1語のものが多いが、2~3語の語句のものもあります。

Part 5 の出題数

30 問

Part 5 の出題パターン

出題パターンを大きく分けると,次の4つに分けられます。

出題パターンで攻略法がまったく違ってくる

空所に当てはまる単語や語句を選択するという同じ出題形式ですが、与えられた語句の種類や内容から出題パターンを分析してみると、解き方(攻略法)がまったく違ってくることが分かります。
大きく分けると、次の2つになります。

  1. 語彙力を問う問題 
    • 選択肢が同じ品詞の語になっており、その中から、空所の意味に合う語を選択する問題。
  2. 文法力を問う問題 
    • 同じ単語の変化形や派生形[派生語]の中から、空所に当てはまる品詞の語を選んだり、適する時制や語順の語句を選んだりする問題。

さらに、選択肢がすべて名詞のときと動詞のとき、形容詞や副詞のときで解き方が違ってくきます。こうした攻略法の違いを本書では細かく見ていきましょう。

まず、出題パターンの見分け方をチェックし、瞬時に判断できるようにしておきましょう。

Part 5 の解き方のコツ

文の一部が空所になっており,その空所に当てはまる語や語句を4つの選択肢の中から選ぶ問題で,入試などではおなじみの形式です。選択肢をヒントにしながら解くことがポイントです。全部で 40 問あります。リーディング・セクションは自分で時間配分ができるので余裕がありそうに思えますが,Part 7の「読解問題」のことも考えると,思ったほど時間はありません。Part 5 では1問当たり 30 秒を目安に解答するように心がけましょう。

TOEIC の Part 5「短文穴埋め問題」で確実に正解を選ぶポイントは,次のとおりです。

こうして,確信が持てる正解を引き出していきます。

Part 5 の注意点

選択肢が与えられていますから,必ずこれをヒントにしながら文を読みましょう。選択肢を日本語に訳そうとしたり,選択肢のみで考えようとすると間違えます。

Part 5 のさらに詳しい解説はこちらへ

part 5 の簡単な説明は以上です。さらに詳しい解説と解法のコツは【Part 5 解き方のコツ詳細ページ】をご覧ください。さらにそれぞれの出題パターンや細かい解法、解答のコツを解説していきます。

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Part 6 Text Completion「長文穴埋め問題」

手紙文やEメール、広告、指示文、記事など、Part 7 の「読解問題」に使われる、150 語から 200 語程度の英語の文章の3か所が空所になっており、その空所に当てはまる単語や語句を4つの選択肢の中から選ぶ形式です。形式と解答方法は、Part 5 の「短文穴埋め問題」とほぼ同じです。

Part 6 の出題形式

出題数

16 問(4か所の空所が入った文章が4種類。)

出題パターン

出題パターンや問われる質問の内容は以下の Part 5 のもの と大きく変わりません。

2016 年の改訂による変更点

2016 年5月からの改訂で,この「長文穴埋め問題」にも変更がありました。次のようになります。

  1. 問題数が増える。
    • 文章の数は4のまま変わりませんが,1つの文章に出題される設問数が,3問から4問に増え,合計で 16 問になりました。
  2. 選択肢が文書の外に。
    • 以前の出題形式では,文章中に空所があり,その下に4つの選択肢が掲載されていました。2016 年の改訂で,空所の番号(問題番号)は文章中に設けられていますが,選択肢は,文章の枠の外に表示されます。(右ページの例題参照)
  3. 文章の空欄に当てはまる1つの「文」を選択する問題が加わる。
    • 改訂前までは,選択肢は「語」か「語句」でしたが,1つの文が加わります。4つの空所のうちのどれが「文問題」になるのかは不定なので,文章の流れや構成・展開をしっかり理解しながら読んでいかなければなりません。つまり,選択肢と空所の前後だけでは正解が判断しにくい問題づくりになっていると言えます。

part 6 の解き方のコツ

Part 6 「長文穴埋め問題」 で確実に正解を引き出すポイントは,ほぼ Part 5 の場合と同じで,次のようになります。

part 6 の注意点

形式自体は Part 5 と同じですが、空所を含む文だけでなく、文章全体の内容から空所の語や語句,または文を判断する必要があります。

Part 6 のさらに詳しい解説はこちらへ

part 6 の簡単な説明は以上です。さらに詳しい解説と解法のコツは【Part 6 解き方のコツ詳細ページ】をご覧ください。さらにそれぞれの出題パターンや細かい解法、解答のコツを解説していきます。

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Part 7   Reading Comprehension「読解問題」

手紙,案内文,広告,オンラインチャットなど,日常よく目にするさまざまな英文を読んで,その内容についての質問に答える形式です。入試などの長文読解問題とほぼ同じですが, TOEIC に特徴的なのは,表やグラフも出題の対象になることです。日本の入試問題でよく見られるような,文中の語句の意味を尋ねたり,「下線部 it や that は何を指しているか」 といったような質問は出ません。

「読解問題」は,手紙や案内文,広告文など,日常よく目にするさまざまな英文を読んで,その内容についての質問に答える形式です。入試などの長文読解問題と似ていますが,TOEIC に特徴的なのは,図やリストも出題の対象になることです。日本の入試問題でよく見られるような,「下線部の it や that は何を指しているか」といった質問はありません。

2016 年 5 月の改訂で,問題数が 48 問から 54 問に増えました。そして,次のような変更点があります。

2016 年の改訂による変更点とその特徴

2016 年 5 月からの改訂で,「読解問題」にも大きな変更がありました。箇条書きにすると,次のようになります。

  1. 文書の数と問題数が増えた。
    • 48 問から 54 問になりました。リーディングセクションは 100 問ですから,半分以上が読解問題ということになります。
  2. チャットなどで複数名がやり取りを行う設定の文章が加わった。
    • テキストメッセージやインスタントメッセージ(チャット),オンラインチャット形式で複数名がやり取りを行う設問が加わりました。書かれた口語表現などの読み取りが要求されます。
  3. 書き手が暗示する意図を問う設問が加わった。
    • 文書内の短い表現を取り上げ,それを書いた理由や意図を問う設問が見られます。「会話問題」や「説明文問題」と同じような形式です。
  4. 文挿入問題が加わった。
    • 文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問が加わりました。
  5. 3つの関連する文書を読んで答える問題が加わった。
    • 前回の改訂(2006 年)でダブルパッセージと呼ばれる,2つの関連する文書を読んで答える問題が加わりましたが,今回の改訂で,文書がもう1つ増え,トリプルパッセージと呼ばれる3つの文書(何かの記事や広告,サイトのページ,これらに対するメール文など)を読んで答えます。

新しい形式の問題数

改訂後の問題数(54 問)の文章の形式と問題数の内訳は次のとおりです。

Part 7 の出題形式

Part 7 の出題数

54 問

Part 7 の出題パターン

出題パターンを大きく分けると,次の3つに分けられます。

選択肢の内容としては,全体の主旨を答えさせるもの,細かい内容を問うもの,ちょっとした計算が必要なもの,次の展開を考えさせるものなどがあります。また、1つの文章や図表・グラフを読んで解答する設問が 29 問、2つまたは3つの文章や図表・グラフを読んで解答する設問が 25 問あります。

Part 7 は、手紙や案内文、広告文など、日常よく目にするさまざまな英文を読んで、その内容についての質問に答える形式です。入試などの長文読解問題と似ているが、 TOEIC に特徴的なのは、図やリストも出題の対象になることです。

日本の入試問題でよく見られるような、「下線部 it や that は何を指しているか」といった質問はないが、最近の傾向として、TOEFL のように、文中の単語の意味をたずねるものは出題されます。

出題される文章の形式

A 1つの passage に質問が2問~4問付いているもの

手紙文、広告文、電子メール、ファックス、新聞や雑誌の記事、告知文、指示、マニュアル、招待状、訃報記事など、200 ~ 300 語程度、あるいはそれ以上の文章が提示され、その内容についての質問が2問から4問付いています。

B 表やリストを含む英文

時刻表、価格表、予定表、データ、資料など。質問も2問~4問。
表やグラフだけでなく、図や表の説明、数字の説明、注意書きなどが含まれます。実は、解答には、この部分に書かれた内容が重要な役割を果たしています。

C 「ダブル・トリプルパッセージ」と呼ばれる形式

表やグラフに手紙が添付されているとか、広告と、その広告に対するコメントなどが添付されている形式や、2つまたは3つの手紙を読んで答えるといった形式。これには、問題が5問ずつ付いています。

Part 7 の解き方のコツ

確実に正解を引き出していくポイントを箇条書きにすると,次のようになります。

Part 7 の注意点

途中で分からない単語に出会っても,どういう意味かを思い出そうとしないようにしましょう。少しくらい分からない語があっても,文全体から内容を推測するように努めることがポイントです。

Part 7 のさらに詳しい解説はこちらへ

part 7 の簡単な説明は以上です。さらに詳しい解説と解法のコツは【Part 7 解き方のコツ詳細ページ】をご覧ください。さらにそれぞれの出題パターンや細かい解法、解答のコツを解説していきます。

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