カリフォルニアの青い空 ― 8.アメリカ1日目 ― 入国審査

大学を4年で休学し、その後アメリカのカリフォルニア州にある大学に留学。いよいよアメリカでの学生生活がスタート。

1976年当時にすでに羽田・ロサンゼルス間の直行便があったのかもしれないが、私が乗った飛行機は、ハワイ経由でロサンゼルスに飛んだ。つまり、ハワイで一度入国審査を行い、それ以降は国内線扱いだ。同じ飛行機のままだったが。

入国審査でトラブルが起きた。

東京にいるとき、石油会社に勤める父の従弟に格安航空券を手配してもらったのだが、それが片道切符だった。いま思えば、知識が足りなかった。

ふつう、往復切符でないと入国させてくれない。しかし私は当時、旅行ではなく2年もアメリカに滞在するのだから、片道切符で行って、帰りは向こうで買えばいいだろうと思っていた。
しかも、ロサンゼルスで泊まるホテルも決めていなければ、大学のある町でどこに泊まるかなども決めていなかった。

今考えると、ほんとうに冷や汗ものの渡航だったのだ。

私は別室に連れて行かれた。いろいろと尋問を受けた。私の英語がおぼつかなかったため、日系人と思われる女性がやってきて通訳してくれた。

「君はアメリカの大学に行くのか、そんな英語力で?」といった質問をされたようにも記憶している。

学生ビザはあったし、大学から来た手紙や書類もすべて持っていたのが功を奏したのか、その後は割とすんなりと解放してくれたように思う。

同じ飛行機がロサンゼルスに飛ぶことになっていたことも理由のひとつかもしれない。つまり、私の尋問に時間を取りすぎて出発を遅らせるわけにもいかなかったのだろう。

ほぼ最後の乗客として飛行機に戻ると、ハワイまでに知り合っていた日本人が心配して「時間がかかったのですね。何かあったのですか」と質問してきた。

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