カリフォルニアの青い空 ― 19.ESL の授業と大学の授業

赤井田拓弥がカリフォルニア州 Palm Desert にある College of the Desert に留学していたときに起きた、さまざまな出来事をエッセイ風に書いています。


話がかなり前後するが、ESL (English as a Second Language) の授業と大学(college course)での授業のことを書いてみよう。

以前にも書いたように、ESL(English as a Second Language)プログラムの授業料は無料だった。そして、しばらく授業を受けているうちに、1学期(semester)のあいだ6単位(unit)までであれば、大学の授業も無料で受けられるという情報を得た。

郡立(Riverside County)のコミュニティ・カレッジで、地元の人たちや海外からの移住者たちも授業を受けており、中には英語力を問われない授業もあったが、私が大学のコースで受けたかった授業はジャーナリズムだった。
学生課に申し出たところ、英語のテストを受け、担当教授に判断してもらいなさいということだった。

テストは、リーディングとライティングだけだった。テストの係の先生と面接のような形で何分か話をしたのが、リスニングとスピーキングのテストだったのだろう。

テストのあとしばらくすると、ジャーナリズムの担当教授がやってきて、テストの係の先生に「彼はどうですか」と聞いた。試験官の先生は「時間はかかるけど、正確だから、授業を受けさせてもいいと思いますよ」という返事だった。それで、「ジャーナリズム入門」という授業を履修できることになった。
渡米から5か月後、1977年1月から始まる学期のことである。「大丈夫だ」と言ってくれた、この試験官の先生には感謝している。

また、私の未熟な英語力でジャーナリズムの授業を受けてもよいと言ってくださった教授にもたいへん感謝している。

この先生は、後年、大学のある Palm Desertという町の市長(mayor)にもなったし、ロサンゼルスと砂漠のあいだに鉄道を敷設しようという案が持ち上がったときに、その委員となり、視察で日本に来られたことがあった。
東京のホテルでお会いし、しばらく歓談したことが懐かしい。

残念ながら、この教授もすでに亡くなられた。

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