shop と store の違い

VOA Books

 shop も 「店」 ですし、store も 「店」 です。どう違うのでしょうか。

 アメリカのサイトなどで、ネイティブ・スピーカーが 「小さいのが shop で大きいのが store だ」 と答えていたりしますが、変な回答です。英語の母語話者でも知らないことは多いものだという典型でしょうね。

 よく 「ネイティブはこう言う」 と言って、英語母語者の言うことを金科玉条のごとく信じる人も多いようですが、いつもマユに唾を引いて考えたほうがよいと思います。

 では、shop と store の違いを考えてみましょう。

 下のカードでは、pet store という表現が出ていますね。日本語では、私たちはふつう 「ペットショップ」 と言いますから、「ペットストア」 には少し違和感がありますね。 

 coffee shop と coffee store はどう違うと思いますか。coffee shop はコーヒーを淹れて出してくれる店ですね。
 coffee store は? こちらはコーヒー豆を売っている店です。コーヒーは飲めません。サンプルで飲ませてくれるところもあるかもしれませんが。

 では、book store と book shop の違いは?
 「book shop なんてないよ」と言われるかもしれません。イギリスにはあります。その名残で、イギリス人は、よく bookshop を使います。

 コーヒー店の例で考えると、book store は本を売っている店で、book shop は本を作っている店のように思えますが、これは、昔、悪くなった本を繕い直してくれていた店の名残りの呼び方です。製本をやり直してくれる店です。

 もうお分かりですね。shop は何らかの作業を提供してくれる店で、store は品物を置いて売っている店のことです。

 上のカードで pet store となっているのは、ペットを売っているだけで、トリミングなどの世話はしない店なんですね。

 workshop という語があります。研修の中でも、ワークショップは、何らかの作業などをして、技術などを習得する研修ですね。ただ講師の話を聞くだけの研修はワークショップと言いません。

つまり、shop と store は、店の規模の違いではないということです。

ちなみに、上のカードにはオチがあります。最後の質問文の答えは何でしょうか。

The first motel she could find.

です。

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