boomers ― アメリカ映画で使われた表現

アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。


この boomers という表現は、2021年の映画 The Boss Baby: Family Business(邦題は『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』)という映画に出てきます。
 この映画は2017年の前作『ボス・ベイビー』の続編になります。

 動画は、ここにあります。
https://learningenglish.voanews.com/a/6010202.html

字幕の表現を見ていきましょう。

Welcome to English @ the Movies – American Classics where we teach you American English heard at the movies.
「『映画の英語 ― アメリカの名作』にようこそ。ここでは、映画に使われたアメリカ英語について学習します」

“The Boss Baby: Family Business” continues “The Boss Baby” movie series.
「『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』は『ボス・ベイビー』映画シリーズの続編です」
 字幕では映画のタイトルにクォーテーションマークはありませんが、ここでは区別して分かりやすいようにクォーテーションマークを付けます。

The Templeton brothers are now adults and have grown apart.
「テンプルトン兄弟は今では大人になり、離れて暮らしています」
 grow apart には「離れて暮らす」という意味のほかにも、「心が離れる、疎遠になる」などの意味もあります。
 grown は過去分詞です。

Tim Templeton realizes his young daughter is a Boss Baby.
「ティム・テンプルトンは、彼の小さな娘がボス・ベイビーだと気づきます」

A boss is someone who tells employees what work to do.
「ボスというのは、従業員にやるべき仕事を告げる人のことです」

Tina calls her father and his brother together to help stop an evil plot that teaches children to be bad babies.
「ティナは父親と兄をいっしょに呼び、子どもたちに悪い赤ん坊になるように教える悪の陰謀を止めるのを手伝ってくれるように頼みます」
 help stop「止めるのを助ける」
 動詞が2つ並んでいますが、正しい用法です。元々、help to stop(to stop は名詞的用法の不定詞)だったのですが、次第に to が脱落していきました。
 evil plot「悪の陰謀」

Listen for the words “boomers.”
「boomers という表現を聞いてみましょう」

Excuse me.
「ごめんなさい」

She can talk.
「あの子はしゃべれるじゃないか」

A lot.
「いっぱいね」

I’m in the family business. And now you work for me, boomers!
「私はファミリービジネスをやっているのよ。あなたたちは私のために働くの、ブーマーさんたち!」

What do you think “boomers” means?
「boomers はどういう意味だと思いますか」

(A) It describes people who are not bosses
「ボスではない人たちを表現している」

or (B) It describes people who are older
「あるいは、(B) 年上の人たちを表現している」

Listen again.
「もう一度聴きましょう。」

The answer is (B) It describes older people.
「答えは『(B) 年上の人たちを表現している』です」

It comes from “baby boomers,” the generational name for people born in the 20 years following World War II. But for young people it is a mildly insulting way to describe parents and other older people.
「これは『ベビーブーマー』から来ています。つまり、第二次世界大戦後の20年間に生まれた人たちの世代に付けられた名前です。しかし、若い人たちにとってが、親やほかの年取った人たちを表すのに使うにはやや失礼ないいかたになります」
 generation name は「ある世代の人たちに付けられた名前」です。日本でよく使う「団塊の世代」にあたります。しかし、団塊の世代が戦後4年くらいまでに生まれた人たちを指すのに対し、この英文では「戦後20年」と言っています。
 But 以降は、It is … for ~ to …. の構文の for ~の部分が文頭に出た形になっています。
 insulting は「失礼な、侮辱的な」という形容詞です。insult(失礼なことを言う)の現在分詞です。

And that’s English @ the Movies.
「映画で英語表現でした」

 動画の下にセリフが表示されますので、一時停止しながら、音声と確認しながら学習しましょう。

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