川端康成と著作権

今朝、NHK の番組で『雪国』というドラマのことを話していて思い出した。
 
私が読売育英奨学生としての生活を始めてすぐの大きな事件は、1972年(昭和47年)4月16日の川端康成の自殺(とされている)だった。

50年前なので著作権が切れたのかと思ったが、1968年以降に亡くなった人の著作権は死後70年まで有効だそうだ。なので、川端康成の著作権はあと20年は残ることになる。

閑話休題。

 夕刊は通常、夕方4時頃に販売店にトラックで届く。しかし、この日、待てども待てども新聞が届かず、届いたのは6時をとうに過ぎていた。それから配達に出たが、ようやく慣れてきた道順も、まわりの明るさがいつもと違い、どうにも勝手がよくなかった。

それに、遅れたことを一軒一軒詫びながら配達したので、いつもよりずっと時間がかかったのであった。

 と、ここまで書いてネットで検索してみたら、川端康成が亡くなった1972年4月16日は日曜日だった。日曜日には夕刊はない。

 川端康成の死亡が確認されたのは4月16日の夜だったらしい。
 次の朝(4月17日)の朝刊が遅れた記憶はないから、月曜日の朝刊には記事が間に合わなくて、川端康成のことは載せずに発行したのだろう。

そして、月曜日に新聞社は大騒ぎになり、夕刊の発行が遅れ、上記のような次第になったと考えられる。

なので、夕刊が遅れて大変だったのは、次の日の月曜日だったことになる。

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