Don’t call me Shirley ― アメリカ映画で使われた表現

アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。基本的に、月曜日か火曜日に掲載します。

Don’t call me Shirley

 この表現は、1980年の映画 Airplane!(邦題は『フライングハイ』)に出てきたものです。この映画には Airplane! のほかに Flying High というタイトルもあります。
 パロディ映画です。

 動画は、ここにあります。
https://learningenglish.voanews.com/a/5611379.html

字幕の表現を見ていきましょう。

Welcome to English @ the Movies – American Classics where we teach you American English heard at the movies.
「『映画の英語 ― アメリカの名作』にようこそ。ここでは、映画に使われたアメリカ英語について学習します」

The 1980 movie “Airplane!” uses humorous situations and like-sounding words to tell the story of an airplane flight.
「1980年の映画『フライングハイ』では、滑稽な設定や発音が似た言葉を使って、ある飛行機のフライトの話を伝えます」
 like-sounding は「似た音の」という意味の形容詞として使われています。

While on their way to Chicago, the pilot, co-pilot and some of the passengers develop food poisoning.
「シカゴへの飛行の途中、操縦士、副操縦士、そして乗客の何人かが食中毒になってしまいます」
 on their way to だけでも「~への途中」という意味になりますが、それに敢えて while を付けることで、時間の長さを表現しています。
 develop food poisoning は「食中毒になる」。develop という動詞の使い方に注目しましょう。

Passenger Ted Striker, a former fighter pilot, has memories of a failed military operation.
「乗客のテッド・ストライカーは戦闘機の元パイロットですが、軍事作戦の失敗の記憶が残っています」
 former は「元~」。former President、former wife、former boyfriend のように、名詞の前に付けて「元~」という意味で使います。
 failed は「失敗した」という形容詞。
 military operation は「軍事作戦、軍事行動」。

He is called on to land the plane by another passenger, Doctor Rumack.
「彼はもう一人の乗客であるドクター・ルーマックに、飛行機を着陸させるように要求されます」
 call on ~ to …は「~に…するように要求する」で、その受動態になっています。
 land the plane「飛行機を着陸させる」。land には「着陸する」という自動詞の意味もあります。

Listen for the words “don’t call me ‘Shirley’.”
「don’t call me Shirley という表現を聴いてみましょう」

Both pilots!
「操縦士は二人とも!」

Can you fly this plane and land it?
「あなたはこの飛行機を操縦して着陸させることができますか」
 fly は、ここでは「操縦する」という意味です。また「飛行機で行く」という意味もあります。

Surely, you can’t be serious.
「もちろん、冗談ですよね」
 ここでの can’t be は「~のはずがない」という意味です。つまり「本気のはずがありませんよね」ということです。

I am serious and don’t call me “Shirley.”
「私はまじめだよ。そして、私をシャーリーと呼ばないでくれ」
 Shirley は女性の名前です。そして、この男性(ルーマック医師)は男性なので「私を女性の名前で呼ばないでくれ」と言っているわけです。また、すごくまじめな顔でこう言っているのがこっけいです。

Doctor, I’ve checked everyone. Mr. Striker’s the only one.
「先生、全員を調べました。ストライカーさんしかいません」

What flying experience have you had?
「どんな飛行経験がありますか」

Well, I flew single-engine fighters in the Air Force, but this airplane has four engines!
「ええ、私は空軍で単発エンジンの戦闘機を操縦しましたが、この飛行機にはエンジンが4つも付いていますよ」
 flew は fly の過去形。

What do you think “don’t call me ‘Shirley’” means? Is it,
「don’t call me “Shirley” はどういう意味だと思いますか。それは、」

(A) Shirley is a female name
「(A) Shirley は女性の名前だ」

or (B) It is a play on words
「あるいは、(B) それは言葉遊びだ」
 確かに言葉遊び、つまりギャグですが、「それは女性の名前だから、私をそのように呼ぶな」と言っているとも言えますね。

The answer is (B).
「正解は (B) です」

Shirley = proper noun「固有名詞」
Surely = adverb「副詞」

In the end, Striker does land the plane.
「最後には、ストライカーはしっかりと飛行機を着陸させます」
 does は動詞を強める働きをしています。land が動詞です。

And surely, that’s English @ the Movies.
「映画で英語表現でした」

 動画の下にセリフが表示されますので、一時停止しながら、音声と確認しながら学習しましょう。

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