taken aback ― アメリカ映画で使われた表現

アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。

taken aback

 この表現は、1969年の夏、ニューヨークのハーレムで行われた「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」の記録映像と、50年経ったあとにそのときの出演者たちにインタビューした模様が収録された映画の中に使われている表現です。

 同じ年に開催されたウッドストックが有名ですが、当時の有名なブラックミュージシャンたちが参加したこのフェスティバルには、約30万人が集まりました。

 動画は、ここにあります。

English @ the Movies: Taken Aback

字幕の表現を見ていきましょう。

Welcome to English @ the Movies – American Classics where we teach you American English heard at the movies.

「『映画の英語 ― アメリカの名作』にようこそ。ここでは、映画に使われたアメリカ英語について学習します」

The recently released movie Summer of Soul tells about the 1969 Harlem Cultural Festival in New York City.

「最近リリースされた『サマー・オブ・ソウル』は、ニューヨーク市で1969年に開催された『ハーレム・カルチュラル・フェスティバル』の模様を伝えてくれます」

 Harlem というのは、ニューヨーク市のマンハッタン北部に位置し、黒人が多く住むことで知られています。

It was a celebration of African American music and culture in a series of concerts.

「それはアフリカ系アメリカ人の音楽と文化を祝った一連のコンサートでした」

 celebration の動詞形は celebrate です。

 a series of ~は「一連の~」。

The movie mixes never-before-seen video from the event and present-day talks with musicians who were there.

「映画には、そのイベントの未公開ビデオと、当時そこにいたミュージシャンとの現在のトークがミックスされて入っています」

 never-before-seen は「未公開の」という意味の形容詞としての用法です。

 present-day は「現在の」という意味の形容詞。

Listen for the words, “taken aback.”

「taken aback という表現を聞いてみましょう」

Gladys Nnight!

「グラディス・ナイトです!」

 ジョージア州アトランタ出身の黒人女性歌手です。「グラディス・ナイト & ザ・ピップス」として1960年代から70年代にかけて人気を誇りました。1996年にロックの殿堂入りを果たし、ソウルの女帝(The Empress of Soul)の異名を持ってします。

Now, when I stepped on stage I was totally, totally taken aback because I didn’t expect a crowd like that.

「そう、私がステージに立ったとき、もうすごくびっくりしましたよ。あんなに多くの人が集まるなんて思ってもいませんでしたから」

 step on stage は「ステージに立つ」。stage の前に冠詞を付けないで使います。

 totally 「すっかり、とても、完全に」。

And The Pips!

 上で書いた「グラディス・ナイト&ザ・ピップス」のことです。

[Cheering]

I bet you’re wondering how I knew baby, baby – about your plan to make me blue.

 これは、I Heard It Through the Grapevine(邦題は『悲しいうわさ』)という歌の一節です。上に紹介したグラディス・ナイト&ザ・ピップスのヒット曲です。

What do you think “taken aback” means?  Is it,

「taken aback はどういう意味だと思いますか。それは、」

(A) To be accepting of praise

「称賛を受け入れること」

or (B) To be very surprised

「あるいは、(B) とてもびっくりすること」

The answer is (B) To be very surprised.

「答えは『(B) 」とてもびっくりすること』です」

Being “taken aback” can be a good thing, but people can also be “taken aback” by things that may not be good.

「taken aback はよいことにも使われますが、また、よくないことにもよく使われます」

 この taken aback は「びっくりする」という意味で非常によく使われる表現です。覚えておきましょう。

And that’s English @ the Movies.

「映画で英語表現でした」

 動画の下にセリフが表示されますので、一時停止しながら、音声と確認しながら学習しましょう。

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