own it ― アメリカ映画で使われた表現

アメリカ映画で使われた重要表現を学習しましょう。

own it

 この表現は、2006年の映画 Akeelah and the Bee (邦題は『ドリームズ・カム・トゥルー』)に出てきたものです。
 英単語の暗誦大会に出場した少女とそのコーチの物語です。この映画の監督は、英単語暗誦大会に出場選手の大多数が裕福な家庭の子だということに注目し、映画の着想を得たそうです。
 英単語の暗唱大会に出場することに最初は消極的だった主演のアキーラですが、周囲の熱意もあって、大会出場にこぎつけることができました。様々なライバルたちの存在もあって、優勝への道のりは平たんではありませんでした。

 動画は、ここにあります。
https://learningenglish.voanews.com/a/english-the-movies-own-it/5767048.html

字幕の表現を見ていきましょう。

Welcome to English @ the Movies – American Classics where we teach you American English heard at the movies.
「『映画の英語 ― アメリカの名作』にようこそ。ここでは、映画に使われたアメリカ英語について学習します」

The 2006 movie Akeelah and the Bee tells the story of 11-year-old Akeelah Anderson, the winner of her school’s spelling bee contest.
2006年の映画 Akeelah and the Bee(『ドリームズ・カム・トゥルー』)は、11歳のアキーラ・アンダーソンの話で、彼女は学校のスペリング大会の勝者です。
 映画のタイトルの bee は、Spelling Bee というスペリング大会の名前から来ています。また、bee には「人の集まり」という意味もあります。

C-A-B-A …

She asks English professor Dr. Larabee to help her prepare for the National Spelling Bee.
「彼女は、英語(国語)の先生のララビー博士にスペリング全国大会への準備を手伝ってほしいと頼みます」
 アメリカでもイギリスでも、もちろん English と言いますが、彼らにとっては自国語ですから、言わば「国語」ですよね。

Listen for the words “own it.”
「own it という表現を聞いてみましょう」

You’ll win using my methods, by first understanding the power of language, then by deconstructing it – breaking it down to its origins.
「私のメソッドを使って君は優勝するんだ。つまり、まず言葉のパワーを理解し、それからそれを分解 ― つまりその成り立ちまで突き詰めていくんだ」

You will own it.
「そうすれば、それを身につけることができる」

And then you know what you’ll be?
「そうすれば、君がどうなるか分かるだろ?」

Mm-hmm. Tired.
「ええ、まあ。疲れます」

You’ll be a champion.
「君はチャンピオンになるんだよ」

What do you think “own it” means? Is it,
「own it はどういう意味だと思いますか。それは、」

(A) To take possession of something after paying for it
「何かにお金を払ったあと、それを所有すること」

or (B) To gain knowledge and skills in order to succeed
「あるいは、(B) 成功するための知識や技能を身につけること」

In this example, “own it” it refers to choice B.
 動画の字幕は上のようになっていますが、“own it” のあとの it は不要です。
意味は「この例では、own it は選択肢Bをのことを示しています。

Dr. Larabee tells Akeelah that knowing where a word comes from helps to correctly spell it.
「ララビー博士はアキーラに、語がどこからやって来たのかを知ることはそれを正確につづる助けになると伝えます」
 correctly は「正確に」。

“Own it” has other meanings, too, such as to take possession of something or to take responsibility for one’s actions, for good and bad.
「own it には、また他の意味もあります。例えば何かを所有するとか人の行動の責任を取るとかです。よい面にも悪い面にも使われます」
 possession は「所有」、responsibility は「責任」です。

 動画の下にセリフが表示されますので、一時停止しながら、音声と確認しながら学習しましょう。

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